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前回の動画で、小学生の頃に発覚した発達障害と向き合えるようになった理由について、自分なりにお話ししました。今回は、そのために発達障害を持つ子どもや、ADHD(注意欠陥多動性障害)や自閉症を持つ人がどのように向き合えるようになるのかを、自分の経験を元に解説しようと思います。それは、ズバリ「勉強すること」、つまり「学ぶこと」です。
学ぶことができるようになってから、発達障害と向き合えるようになったと実感しています。なぜなら、学ぶということは、新しい情報を得ることでもあり、今まで知らなかった世界を知ることでもあるからです。私は高校生の時、勉強をしなかったので、発達障害は変わらないものだと信じていました。勉強をしていなかったことで、物事を狭い範囲でしか見ることができず、「いつか治る」といった幻想に浸っていました。しかし、実際には、私たちが持っているADHDや自閉症という発達障害は完治することはないと知りました。だからこそ、それに向き合い、工夫していくことが必要だと感じるようになりました。
学びの姿勢を持つことができれば、発達障害が変わらないことを受け入れ、向き合うことができるようになると私は考えています。とはいえ、小さな子どもが勉強に向き合わない場合は、難しいかもしれません。この考えは私自身の経験に基づくものなので、全ての人に当てはまるわけではありませんが、発達障害と向き合うためには「勉強」が大切だと感じています。
高校時代まで私は全く勉強しませんでした。それゆえ、高校までの間、発達障害に対して真剣に向き合ったことはありませんでした。しかし、大学生になってから「学ぶことが大切だ」と気付き、学び続ける中で、人生には変わらないものがあると学び、発達障害と向き合えるようになりました。これこそが、まさに「学ぶ力」だと思っています。
確かに、私はADHDや自閉症の治療薬であるコンサータを服用していますが、それは単なる一時的なものに過ぎないような気がします。この薬を飲めば特性は緩和されるかもしれませんが、発達障害と本当に向き合ったと言えるかどうかは別の問題だと感じています。
親が子どものために何かをしてあげることは確かに素晴らしいことですが、親がいなくなった後も、自分で自分のことを考え、向き合える力を身につけることが大切だと私は思います。