発達障害について理解を深める

発達障害とは?

真行結子(2020)によると、発達障害とは、生まれつき脳に何らかの機能障害があることで、発達に偏りが見られる障害です。得意、不得意と、その人が過ごす環境や周りの人の関わりミスマッチから、社会生活に困難な状況が発生する。その症状や困りごとは十人十色です。外見からはわかりにくいため、周囲から「自分勝手」「わがまま」など捉えられることが少なくありません。

 自閉症スペクトラム(ASD)は、発達障害の一つで、特徴としてつぎの2つがある。

  • 社会的コミュニケーションの苦手
  • 限定された興味 

自閉症スペクトラム症のある人は、対人関係が困難だったり、特定のものに強いこだわりを持っていたり、パターン化された行動を好む特徴があります。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は不注意、多動性、衝動性、などの症状が見られる障害です。ただし、症状がどのようにあらわれるかは、その強弱は人によって異なります。例えば、不注意の特徴が強いタイプは、仕事に集中しづらかったり、忘れ物が多かったりします。

 学習障害(LD)は全般的な知能の発達には遅れはないものの、読み書きよ話す能力、計画能力などに困難が生じる障害です。識字障害、書字障害、算数障害など人によって症状のあらわれかたは異なります。

参考文献