動画で詳しく知りたい方は下記リンクからご覧ください。
文字でじっくり読みたい方は、動画の下に続く文章をご覧ください!
私は小学生のころから「コンサータ」という薬をなんとなく飲んでいたことを覚えています。でも、高校生になるまで、そのことを他人に隠して生きていました。なぜなら、「発達障害」という事実が知られたら、相手に嫌がられたり、嫌われたりするのではないかと怖かったからです。高校生のころは、先生や家族を含め、誰にも知られたくないと思っていました。
しかし、大学生になってから、少しずつこの「発達障害」という現実と向き合えるようになりました。転機が訪れた理由は、「変わらないものがある」ということを知ったからです。この特性は変えられないものだと受け入れることで、「発達障害を抱えたまま生きていくことが自分にとって最善なんだ」と気づけるようになりました。
大切なのは、発達障害がある自分を否定するのではなく、どうやって工夫していくかを考えることだと実感しています。そのため、発達障害を抱えていても全然生きていけますし、それを理由に自分を責める必要はありません。
向き合うまでには時間がかかりましたが、いまでは「大丈夫」と思えるようになりました。発達障害を理由に嫌ってくる人とは関わらなくてもいい、そんな人たちに自分を合わせる必要はないと思っています。
確かに、現代社会は集中力を求められる場面が多く、ADHDの特性は本当に大変だと感じることもあります。でも、だからこそ、日々工夫しながら乗り越えていくことが大切です。工夫する力は必ず自分を支えてくれると信じています。